異星人と出会ったら、とりあえず英語でいろいろ質問してみるといいでしょう。世界共通語を使えば、きっと話が通じるはずです。
今回は、英語の基礎の基礎であるbe動詞(am・are・is)の疑問文と否定文について学びます。
be動詞の疑問文と否定文
Are you an alien?
(あなたは異星人ですか?)
Yes, I am. I’m not an earthling.
(うん、そうだ。ボクは地球人ではない。)
”Are you an alien?” のように、「~ですか?」とたずねる文が疑問文です。疑問文の最後には必ずクエスチョンマーク(?)をつけます。
be動詞(is・am・are)の疑問文は、主語とbe動詞を入れかえて「be動詞+主語」にします。
- Is he from another planet? (彼は他の惑星出身ですか?)
- Is this a cursed doll? (これは呪われた人形ですか?)
- Are they freemasons? (彼らはフリーメイソンですか?)
一方、 “I’m not an earthling.” のように、「~ではありません」という意味の文が否定文です。
be動詞(is・am・are)の否定文は、be動詞の後ろに not を置いて「be動詞+not」にします。 is not → isn’t、are not → aren’t と省略されることがあります。
- She isn’t a witch. (彼女は魔女ではありません。)
- That building is not a haunted house. (あの建物はお化け屋敷ではありません。)
- Rio and Yumiko are not from another planet. (狸雄と幽美狐は他の惑星出身ではありません。)
be動詞の疑問文や否定文でも、主語によって is・am・are を使い分けます。「主語が三人称単数のときは is で、それ以外のときは are 」(ただし、主語が I のときは am )というルール通りです。詳しくは以下の記事で確認してください。
be動詞の疑問文への答え方
be動詞の疑問文への答え方も解説します。Yes や No でしっかり答えられるように練習しましょう。
Are you ~ ? の疑問文への答え方
Are you an alien?
(あなたは異星人ですか?)
Yes, I am.
(うん、そうだ。)
Are you from Mars?
(君は火星出身なの?)
No, I’m not.
(いや、違う。)
「あなたは~ですか?」という意味の “Are you ~ ?” の疑問文に答えるときは、「私」のことを答えます。したがって、 Yes や No の後ろの主語は I になります。
- 「はい、そうです」と答える場合 → Yes, I am.
- 「いいえ、違います」と答える場合 → No, I’m not.
幽美狐の質問にグレイが “Yes, I am.” と答えていますが、これは “Yes, I am an alien.” の “an alien” を省略した文です。疑問文への答えに限らず、英語では直前に出てきたのと同じ表現が省略されることがあります。
you は「あなたたちは」を表すこともあります。このときは、次のように we (私たちは)を主語にして答えます。
Are you aliens?
(あなたたちは異星人ですか?)
Yes, we are.
(うん、そうだ(=ボクたちはエイリアンだ)。)
Is he ~ ? などの疑問文への答え方
Is he your friend?
(彼はあなたの友達ですか?)
Yes, he is. He is my best friend.
(彼はボクの一番の親友なんだ。)
I’m glad to hear that.
(そんなことを聞いたら、おいら、嬉しいよ。)
主語が he(彼は)・she(彼女は)・it(それは)・they(彼らは・彼女らは・それらは)の疑問文に答えるときは、疑問文の主語とbe動詞をそのまま使いましょう。幽美狐の “Is he your friend?” に対して、グレイは “Yes, he is.” と答えています。
他の例文も紹介します。
- Is she a witch? (彼女は魔女ですか?) → Yes, she is. (はい、そうです。)
- Is it a cursed book? (それは呪われた本ですか?) → No, it isn’t. (いいえ、違います。)
- Are they from another planet? (彼らは他の惑星出身ですか?) → Yes, they are. (はい、そうです。)
Is this ~ ? などの疑問文への答え方
Is this a cell phone?
(これは携帯電話ですか?)
No, it isn’t. It is a weapon.
(いや、違う。それは武器なんだ。)
主語が he・she・it・they 以外の疑問文に答えるときは、答えの主語を代名詞に言いかえましょう。幽美狐の “Is this a cell phone?” に対して、グレイは “No, it isn’t.” と答えています。このような主語の言いかえには、次のルールがあります。
- 主語が1人の男性 → he(彼は)
- 主語が1人の女性 → she(彼女は)
- 主語が1つの物 → it(それは)
- 主語が複数の人や物 → they (彼らは・彼女らは・それらは)
このルールに従って答えた例文を紹介します。
- Is Rio from another planet? (狸雄は他の惑星出身ですか?) → No, he isn’t. (いいえ、違います。)
- Is that building a haunted house? (あの建物はお化け屋敷ですか?) → Yes, it is.(はい、そうです。)
- Are your brothers freemasons? (あなたの兄たちはフリーメイソンですか?) → No, they aren’t. (いいえ、違います。)
英語では、疑問文に答える場合以外でも、同じ人や物が2回以上登場する場合は代名詞などに言いかえます。この言いかえが長文読解や英作文では大切です。
be動詞の疑問文・否定文を練習しよう
be動詞の文を疑問文や否定文に書きかえてみましょう。
【問題1】次の各文を疑問文に書きかえ、 ( ) の言葉を使って答えなさい。
- She is a ghost. ( Yes ) ※ ghost = 幽霊
- They are from Venus. ( No ) ※ Venus = 金星
- That is a flying saucer. ( Yes ) ※ flying saucer = 空飛ぶ円盤
- His sister is a witch. ( No )
- Rio and Yumiko are yokai. ( Yes ) ※ yokai = 妖怪
【問題2】 次の各文を否定文に書きかえなさい。
- I am shocked. ※ shocked = ショックを受ける
- She is behind you. ※ behind you = あなたの後ろ
- This is a a cursed doll.
- Gray is from another planet.
- My father and mother are psychics. ※ psychics = 超能力者
【問題1】は、主語とbe動詞を入れかえていきます。3~5の答えでは、主語を代名詞に言いかえます。
- Is she a ghost? → Yes, she is.
- Are they from Venus? → No, they aren’t.
- Is that a flying saucer? → Yes, it is.
- Is his sister a witch? → No, she isn’t.
- Are Rio and Yumiko yokai? → Yes, they are.
【問題2】は、be動詞の後ろに not を置くだけです。
- I am not shocked.
- She is not behind you.
- This is not a a cursed doll.
- Gray is not from another planet.
- My father and mother are not psychics.
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